深度合成するよ。

小さければ小さいだけボケが出てしまい、撮影がムズカシイ…。

僕はカメラが得意でないので、フォトグラメトリをしてモデル修正すればいいやと思ってたんだけど、

カメラ詳しい子に聞いたら、「ボケないカメラがある、そして持っている」と。

それは、深度合成だと。

なんじゃそりゃ、と。

要は、複数枚ピントをズラして撮影をしたものの、ピントのあっている部分だけを合成してくれるという、夢のような話。

早速その子にカメラを借りて試してみました。

すごい…。

めっちゃいい…。

ただ、このカメラ「OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ」が結構いい値段する…。

レンズも必要…。

そんな話をしているときにちょうど、STUDIO DUCKBILL(@DuckbillStudio)さんがこんなツイートを。

これじゃん、同じやつじゃん。

早速、「OLYMPUS TG-6」をレンタル。

昨日今日とテスト撮影したものがこんな感じ。
上が通常撮影で、下が深度合成。

バッチリ!ということで、「OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ」をまた借りて「OLYMPUS TG-6」を比較した。

[OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ]

「OLYMPUS TG-6」

多少「OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ」の方がいい気もしますが…正直、あまり変わらない気も…。

というか、どちらかというと「TG-6」の方が奥の部分はキレイな気もする。

ただ、深度合成後の画像サイズが「OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ」5184×3888、「TG-6」4000×2762(設定にもよるだろうけど…)でこれだけ違う。

ま、大きいに越したことはないんだろうけど、とはいえ「TG-6」も4000pxはあるので…。

それから、深度合成の処理スピード。
これは、同じSDカード使って試したところ、TG-6の方が早かった。

最後に一番大きな違いは、どこまで接写できるか。
「OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ」はレンズを換えたりすればいいのかもしれないけど、あまり寄れない。一応、これが限界だった。

一方「TG-6」

撮影したのが自宅じゃなく、携帯のライトを使ってライティングしているのでやればもっと寄れる。

ただ、「TG-6」は顕微鏡モードの中に深度合成があるので、接写に適しているんだと思うんだけど、「OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ」の深度合成は特に接写どうのではないらしい。

もう少し時間をかけてやればいいんだろうけど、自分の仕様用途してはフォトグラメトリ用の物撮りなので、ある程度寄れてブレなければいいので、これで十分。

と、言うわけで結論。

「TG-6」で全然OK。

ポケットに入るサイズなのでお出かけの時なんかにも全然使えるし、問題なし。

最後に、おそらく普段は使わないだろうけど、深度合成ではなくてただただ遊びで接写したツイートをあげておきます。

 

 

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3Dプリントするよ。其の二-データ作成編-

普段のCGはもちろん、

webやら諸々の仕事の関係からスケジュール的にも絶対に昨日までにデータを完成させたかったので、

思い残すところはあるけれど、一先ずデータを完成させて入稿した。

…こういうのは、入稿というのかな!?

とにかく、データを送った。

基本的な操作や手順は本を見てくださいなので、細かい技術的なところは今回は書かない。

というよりも、本では3Dプリンタのことに関してはそもそも書かないけど…。

そして、今回のデータ作成の流れが一番いいワケでもなく、ああすればよかったこうすればよかったと感じたところもあるんだけど、3Dプリントテストということもあるので、ここでは簡単に紹介する程度にしておきます、備忘録的な感じで。

では↓

続きを読む 3Dプリントするよ。其の二-データ作成編-

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3Dプリントするよ。其の一-準備編-

告知済みのこちら「Kindle本「フォトグラメトリするよ。(仮)」リリースに向けて。-其の一-」の執筆にあたって、

Psychic VR Labさんに撮影協力をいただきTIMEMACHINEにて、STYLY 3Dスキャナーで撮影させていただきました(表現が間違っていたらご指摘ください!)。

そもそも「フォトグラメトリするなら人物もやらなきゃダメでしょ。」という思いもあった。

なので、本を書くことになる以前から「作品づくりのために自身のリアルスケールの頭部データが欲しいんです。」という話をしていたおーもとくん(@bttf0709)。

だったら、彼に撮影のモデルになってもらってそのデータでリアルスケールで出力しちゃったらどう?ってことで、今回彼に撮影モデルをお願いしたという経緯。

ちなみに、おーもとくんはどんな人かというと…彼のTwitter(@bttf0709)をチェックしてみてください。

そして、もうひとり撮影モデルになってくれたのが、僕の義理の弟。
ポアイ菅沼。

Twitterでも書いたけど、日本でも格闘技の試合やテレビにちょっと出てたので熱心な格闘技ファンなら知ってる人もいるかも?

今は地元!?ハワイに住んでて、子供たちの夏休みを利用して、毎年この時期に日本へやってくる。

ちょうどいいタイミングに帰ってくるうえに、元格闘家で今でも体を鍛えているため筋肉モリモリかつイケメン。

うってつけ。

リアルスケール出力のおーもとくんの方は、あとはもうおまかせするしかないので完成を待つとして、

今回この記事で扱うのはポアイの方。

フォトグラメトリから3Dプリンタで出力するまでを数回にわたって書いていこうかなと。

作業的なことは次回から。

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Kindle本「フォトグラメトリするよ。(仮)」リリースに向けて。-其の一-

昨日のTwitterでつぶやきましたが、

現在、RealityCaptureを使った書籍(Kindle本)を8月中のリリースに向けて執筆しています。

価格やページ数などはまだ未定ですが、Kindle Unlimited(読み放題)にする予定。

ちなみに、どこかの出版社などから出すわけではなく、ホント個人的にKindleのみのリリースとなるので、基本文字ベースで解説(補足的)に画像が入るといったカタチになります。
ですので、できるだけ使いやすいように読みやすいように作っていきます。

内容は、広域から小物までのフォトグラメトリの解説を軸に、RealityCaptureでの使い方やコツなど。
ありがたいことに現時点で、すでにたくさんの方(企業様含む)にご協力をいただいていて、もう後には引けないので最善を尽くして良い内容にしたいと思います。

また、自分はどちらかというとCG・映像側なので、現場で使えるような部分も盛り込んでいきたいと考えています。

現状でのザッとした内容は以下のような感じです。

  • RealityCaptureの使い方が軸
  • 全周(360度)フォトグラメトリ(石や木などにする予定)
  • 人物全身スキャン(ボーン入れる流れまで)
  • 広域フォトグラメトリ(ドローンを使ったフォトグラメトリからローポリ化まで)
  • 点群の活用(これは掲載するかまだ未定)

具体的なサンプルとしては、こんな感じでフォトグラメトリからローポリにするフローとかですかね。

 

あとは、個人的にはレーザー+写真が最強かなと思っているのでぜひ事例を載せたいのですが、レーザースキャナーがどうにも手に入らない(レンタルが高い…どなたか、個人所有されていてご協力いただける方がいればいいな、なんて…。)ので、これはおそらく…ナシかなと。

もうひとつは、insta360proでのフォトグラメトリも考えています…が、実は先日insta360proで少し試してみたところ…うーんという部分もあり、こちらは検討中。

それと、本とは別で動いているのが、人物をフォトグラメトリしてリアルスケールで3Dプリンタで出力して作っちゃおうって計画も進んでいます。
これは結構楽しみ。

一先ずは、リリースまでにブログやTwitterでネタを小出しにしていこうと思うので、チェックしてください!

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