届きました。
日曜日の深夜(もしかしたら明けて月曜になってかたも…)に、データを送って、木曜日の今日朝、到着。
このスピード感が早いのか普通なのかはわからないけど、3Dプリントは時間がかかるイメージあったので「こんなに早くできるの!?」と、驚いた。
そして、段ボール箱をヒキチギルように開けて入っていたのがこちら↓
「う~ん、なかなかいいじゃないの。」
これが初見の印象。
これは、RealityCaptureで表示していることろをキャプチャした画像(比較用)↓
さすがに、画面で見たままとはいかない。そんなことは百も承知ですが…。
とりあえず、何枚か写真撮ったので↓
もっと積層が出ているのかなとかいろいろ思っていたので、想像以上ではあったかな。
とはいえ、想像以上であった部分も多くあったけど、やはり予想通りだった部分もあったし、今後に期待する部分もあった。
想像以上の部分
想像以上でいうと、積層含め形状が良くできていた。
今回は、足の指がうまく撮れていなかった問題もあって、一度Wrap3にかけローポリ状態から最終的にZBrushでDivide(2回)をかけていたので、全体的にヌルい形状というかツルンとした感じにならないかなって不安はあったけど、全く問題なかった。
問題ないどころか、うまく撮れていなかったWrap3で補完した足、特に足の指がキモいという声がドシドシと寄せられてる…。
これは単にモデリングの問題であって、プリント的な話をするとデータ通りにちゃんと出力できているんだと思う。
それを考えると、正確に出力されるということなので誤魔化しがきかない。
例えば握っている指や曲げている腕、隣接している!?折り重なってる!?脇の部分や下着の股部分は潰れることもなく、きれいにしっかりデータ通りに良く出来ている。
予想通りの部分
予想通りだったの…も、積層。
想像以上に積層はなかったけど、やはりある程度はある。
先日ツイートしたけど、出力したまま未加工で売っちゃうってのは、やはり個人的にはなしだなっていう意味で、予想通り。
それとテクスチャ、ってかカラーかな。
そもそも、どういう風にプリントされているかよく知らないけど、当然テクスチャがRGBだから色は多少変わってしまうのかなと思ってた。
ってか、よーく考えたら印刷ならわかるけど、3Dプリントの場合、特にグラデーション部分とかってどうやって色出してんだろ…?
とまぁ、そこら辺の検証も含めて今回の出力なので、勉強にはなったなと。
今後期待する部分
今後に期待するところとしては、やっぱ…またまた積層、結局は3Dプリントは積層に尽きるのかな。
これは今のプリント方法だと!?切っても切り離せないどうしようもない問題なんだろうけど、自分みたいなライトなユーザーは、この後にヤスリかけてサーフェーサー吹いてなんてことにはなかなか手が出ない…。
やりたくないから、やらなくていいものがいいというわがままだけど、例えばヘッドマウントディスプレイが眼鏡サイズまで小さくなればもっと普及しますよね的な、今後への期待。
といいつつも、身近に造形のプロがいるからイザというときはヘルプしてもらおうという甘い考えも少しある(彼、9月からアメリカ行っちゃうけど)…。
それと最後に、価格ですね。
一応、実際にプリントした際の金額もホタルコーポレーションさんに教えていただいたけど(金額は内緒)、結構いい感じの金額。
言ってること矛盾しちゃうけど、どんどん3Dプリントが今よりもさらにもっと盛り上がれば、価格も下がってくる(くるのか!?)と思うので、みなさんガンガン3Dプリントしていきましょう(他人任せ)!
最後に…
最後に、さっきも言ったこの前のツイート↓
え…3Dプリンタでカラー出力したモノ、そのまま売っちゃうの…⁉︎
え、そんなもんなのか⁉︎積層バッチリあるけど…そのクオリティでいいの⁉︎…いや、買う人がよければそれでいいのか。
ちょっとびっくりした。
— ZANNI (@zannijp) July 19, 2019
これについて、ちょっと考えたんです。
僕の結論としては、今日実物を見たうえで、やはり積層バッチリでは「売る」に値しないと思います…が、買う人がよければいいというのも正解だと思います。
今回プリントしたこのポアイの出力も、もしかしたら日本で格闘技やっている頃からのポアイの熱烈なファンがいて、お金を出しても欲しいという人がいるかもしれない。
この人は積層が云々は興味ないし全然関係ない、というか気にすらしない。
ごみで作ったフォークが宝物になったり、ボロボロの汚れきったぬいぐるみを何十年も大切にしている人もいる。
使う人が納得すればいいと思うんだけど、逆に作り手側も納得したものじゃないと売りたくないという気持ちやプライドもある。
だから、僕なんかがどうのこうのいう話ではなくて、結局はなんだってよく各々納得できていればいいんじゃないかなって話。
なので僕のスタンスは、プリントしたままではなく処理してあげないと、売り物にはならないなという判断。
最後は少し、話が変わってしまいましたが…以上。